茨城県南地域に計画されている最近の大型店では、サンキ牛久店と、カスミ並木店の建て替えについて、大規模小売店舗立地法の手続きがあった。計画場所が現在地のため、変更案件として茨城県に届け出されていたもの。サンキでは既存店を取り壊した跡地に2階建ての建物を建設する。売り場面積は1662㎡。一方、カスミでも現在の敷地を最大限に利用して、売り場面積を既存店の2倍となる2252㎡に増床する。
立地法手続き上、建物を建て替える場合は新設案件として調整する例が多い。しかし、サンキ牛久店やカスミ並木店については、計画されている土地が既存店と同じ場所となっていることから、あくまでも変更案件として調整される。仮に新設案件として調整を進めることになると、既存店の廃止手続きが必要となるため。
(株)三喜(千葉県柏市中央町2-8、八木下眞司代表取締役)のサンキ牛久店で計画されている建て替えについては、6月25日に立地法の手続きがあったもの。
牛久市中央1丁目の計画場所では現在、3棟が建っているが、1棟に建て替える。
新しい建物については2階建てで、売り場面積が1662㎡で計画されている。
既存店の売り場面積は1200㎡だったため、約400㎡程度を増床することになる。
今後、開業するのは17年2月ごろの見通し。
ただ、今回、新装して開業するのは衣料品店のみで、隣接地に既存しているインテリア館と、ファブリックサンキ店は建て替えない。
立地法が施行して以降、サンキが茨城県に手続きするのは小絹インテリア館、常陸大宮店に続いて3店舗目。
一方、土浦市内の国道125号沿いに既存している(株)カスミ(つくば市西大橋599-1、小?裕正代表取締役)の並木店については、建て替え後の売り場面積が2252㎡で計画されている。既存店と比べて、約1000㎡の増床で、17年3月に新装開店する見通し。
計画では、現在の用地を一部拡張し、国道側に115台分の平面駐車場を整備するとともに、奥側の敷地を最大限に利用して店舗棟を建設する。
これまで駐車場の中央付近だった店舗の入口についても建物の左右2か所に一新し、国道側を正面にする計画。
立地法手続きについては、6月30日に変更案件を届け出ていた。