新潟港で競争力の高いコンテナターミナルを実現し、取扱貨物量を増加させるため港湾運営会社制度の導入検討を進めてきた新潟県では、新潟港コンテナターミナルの港湾運営会社の候補事業者の募集を開始した。締切は8月21日で、9月中旬に優先交渉権者を選定、10月中旬に同者との基本合意締結を目指す。港湾運営会社の指定、貸付契約の締結を経て、来年4月より運営を開始する。
計画では「民の視点」を港湾運営に導入し、対船社交渉力の強化や荷主サービスの向上、ターミナル運営の合理化・効率化を図り、利用者にとって使いやすい、荷主・船社に選ばれる競争力の高いコンテナターミナル実現を目指す。
港湾運営会社は県から貸付を受ける港湾施設と自ら保有する施設によるコンテナターミナルの運営を行い、事業期間は10年以上30年以内。資本構成は民間出資比率を原則として2分の1超とする。