大月市は「大月短期大学の新校舎施設整備に伴う基本設計」を夏頃にも委託しそうだ。業者選定はこれまでの市の学校施設整備状況をみると、県内大手による「指名競争」が有力になりそう。同設計の中で学校施設配置や工事計画(年次)を立て、どのような学校施設にするか-など具体的な方向性を決める。順調に作業が進めば、来年度に実施設計に入る。同年度に工事費が確保出来れば、まず大学内の「付属高校棟(来年3月で閉校)」と「岩殿ホール」から解体。その後、その場所へ新しい学校施設を建設しながら、校内にある▽管理棟(事務局、講堂ほか)▽大学S号棟(図書館)を順次解体していく。ただ本年度エレベーター設置や空調設備更新など改修工事を実施する大学C号棟は耐震基準を満たしているためそのまま残す考え。
市によると大学C号棟を除き、校内にある施設は新耐震基準を満たしていないという。老朽化が進んでいるため、耐震補強や大規模な改造も難しい状態にあるほか、バリアフリー化も出来ていない状況にある。
市では本年度予算へ基本設計委託費1020万1000円を盛っている。
【写真=解体が計画されている高校棟】