県は5日に開会した6月定例県議会に、一般会計補正予算など予算13件、条例制定19件、請負契約締結2件、専決処分1件の議案35件と繰越明計算書など報告案15件を上程した。予算案では一般会計1067億円を追加し、当初予算の肉付けを行ったほか、袖ケ浦市の「袖ケ浦椎の森工業団地」と茂原市の「茂原にいはる工業団地」の整備を進めるため、新たに特別工業団地特別会計を新設した。請負案件は妙典橋の上部工2件。
一般会計補正予算による新規債務負担行為の設定は、新給与システム開発運用事業(13~19年度、13年度事業費限度額6億9400万円)、健康福祉センター耐震化整備事業(13~14年度、同2億円)、大福山自然歩道整備事業(13~14年度、同4900万円)、新川大橋架換事業(13~14年度、同2億7000万円)、前原跨線橋修繕事業(13~14年度、同1億5500万円)、公営住宅建設事業(13~14年度、同13億6100万円)、警察署等耐震改修整備事業(13~14年度、同1億4200万円)、振り込め詐欺・悪質商法被害抑止コールセンター事業(13~14年度、同1億1600万円)の8件。ほかに県営用水改良事業(13~14年度)の13年度事業費限度額を4億4340万円から5億3900万円に増額した。
また、特別会計の流域下水道事業で手賀沼流域下水道事業(13~14年度)に13年度建設費限度額1500万円、江戸川流域下水道事業(13~14年度)に13年度建設費限度額142億2300万円、病院事業ではがんセンター施設整備基本設計業務等委託費(13~14年度)に13年度事業費として1億1620万円の債務負担行為を設定した。
このほか、新設した工業団地整備事業の特別会計は、茂原にいはる工業団地4億3994万円、袖ケ浦椎の森工業団地7億959万円の総額11億4953万円を予算計上した。
一方、工事請負契約の締結は、社会資本整備総合交付金工事((仮称)妙典上部工その1)を宮地・三菱特定建設工事JVと7億7910万円で、同その2をIHI・横河特定建設工事JVと9億1560万円で契約するため、議会の承認を求める。
その1の代表者は宮地エンジニアリング㈱東京本社(東京都中央区日本橋富沢町9―19、青田重利代表取締役社長)で、構成員が三菱重工鉄構エンジニアリング㈱東京本社(横浜市西区みなとみらい3―3―1、東完夫取締役社長)。その2の代表者は㈱IHIインフラシステム営業本部東京営業部(東京都港区芝浦3―17―12、山路祥一部長)で、構成員が㈱横河ブリッジ(船橋市山野町27、藤井久司取締役社長)。