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出水期前に北陸地整が水防技術研修会

2013/06/15 新潟建設新聞

 北陸地方整備局では管内が本格的な出水期に入るのを前にした22日、同局で水防技術講習会を開催。管内の消防団員や自治体職員約50人が参加し、洪水被害を防止するため、洪水時の水防活動を迅速に行えるように防災に役立つ知識を学ぶとともに実際に月の輪工や木流し工等の水防技術の習得を図った。

 研修会の冒頭、同局河川部の中平善伸河川調査官は「これから本格的な出水期が始まるが、我々防災関係者は普段から出来る準備をしっかりとやらなければならない」とし、有効な知識の取得と日頃からの備えの重要性を指摘した。

 午前中の講義では、新潟気象台が防災気象情報の利活用、河川情報センターが市町村向け川の防災情報に関して説明。北陸地方整備局は北陸地方で発生した洪水事例や河川堤防の被災メカニズム、そのほか防災に役立つ情報を提供した。

 午後の水防実習では信濃川水門右岸高水敷で三条市消防本部の指導を受け、実習工法を学んだ。

【写真=約50人が参加した研修会】



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