関東地方整備局は経営事項審査の虚偽申請を見抜く力を強化するため、18日に財務諸表の審査手法に関する勉強会を開催した。同局建政部のほか、管内1都8県の建設業審査担当職員が参加。公認会計士ら専門家から、決算書の見方の基礎知識、注意する勘定項目の着目点、粉飾の手口などの講義を受けた。
完成工事高の水増しを見抜くために技術職員数との相関関係をみるといった、具体的な着目点についてレクチャーを受けた。
また賃借対照表や損益計算書の構成や役割などの基礎知識に加え、未成工事受入金、同支出金、工事未払金など建設業会計特有の勘定項目についても説明を受け、改ざん、粉飾を見抜くための着眼点を学んだ。