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鹿島 世界初、クラウドサービス利用した「Global BIM」運用開始へ

2013/06/27 本社配信

鹿島建設(本社・東京都港区元赤坂1-3-1、社長・中村満義氏)は、グラウドサービスを利用したBIМプラットフォーム「Global BIM」を構築したことを明らかにした。NТТコミュニケーションズ(本社・東京都港区芝浦3-4-1、社長・有馬彰氏)の企業向けクラウドサービス「Biz ホスティング Enterprise Cloud」を採用、今年度から本格的に運用する。

同システムは、高いセキュリティを確保した上でBIM データを保管、社内外で協調作業ができることが最大の特徴で、世界で初めて同社が構築した。社内外のプロジェクト関係者間でデータ共有が可能になるため、計画段階から施工、竣工後の維持管理まで一貫して、BIM データを一元的に管理できる。しかもプロジェクト関係者全員の共通プラットフォームとして利用が可能となるため、BIM データの交換を安全に効率よく行うことができる。国内だけでなく、海外プロジェクトでBIMの利用が可能となる。

同社は2011年度から2年間で国内外70件以上のプロジェクトでBIMを活用してきた。しかし、これまでは社内ネットワークのみの共有でしかなかったため、社外のプロジェクト関係者との協調作業が難しかった。今回、新たに「Global BIM」を構築したことで、社内外のプロジェクト関係者でデータを共有、しかも一元管理を可能にしたことで、「今後、国内外での建設プロジェクトのさまざまなフェーズで活用が期待できる」(同社)と抱負を述べた。

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