記事

事業者
埼玉県秩父県土整備事務所

毛附トンネルの本体工を11年7月頃に特定JVで一般競争入札、設計はアジア航測

1999/06/30 埼玉建設新聞

 県秩父土木事務所は、今年度の道路改良事業で、主要地方道秩父名栗線毛附トンネルの本体工事に着手する。同線は、総延長九、八〇〇m(幅員七・五m)で、このうち国道一四〇号から六、八〇〇mの区間は浦山ダム建設に伴なう付替道路として水資源開発公団の施行で完了している。

 県では残り三、〇〇〇mを、水源地域整備計画に基づいて、住民の利便性確保と地域振興を図るため起点側から一、八〇〇m区間を一期工区(山掴~川俣)と位置付け、平成六年度に事業化、八年度から工事着手した。主要構造物は、大神楽橋(延長二一・五m、幅員七・〇m、ワンスパンPC橋)と毛附トンネル(延長二六二m、幅員六・五m)で、設計はともにアジア航測(浦和市)が手掛けている。

 工事は、一期工区終点側から始められ、昨年度末には架替えが行われる大神楽橋(延長二一・五m、幅員七・〇m、ワンスパンPC橋)の上・下部工も発注された。

 トンネル本体工事は、七月頃に特定JVによる一般競争入札となる見込みで、九月議会案件で正式発注される予定。

 同事務所では、十二年度をメドに一期工区を完成させ、二期工区(川俣~冠岩)の一、二〇〇mにも着手する意向。



紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら