国交省北陸地方整備局は1日、全国で唯一となる「北陸雪害対策技術センター」を北陸技術事務所内に設置。同日に開所式を行った。
同局では「38豪雪」を契機に各種雪害対策に取組んできたが、冬期道路交通確保に対するニーズの高まりや多様化を踏まえ、雪害への防災・減災対策をさらに強化するためセンターを設置。ハード・ソフトの両面で対策に取組む方針だ。
特に今冬は「除雪元年」とも言われる「38豪雪」から50年の節目であるため、同センターで、今後、雪害対策に関する研究や開発の推進、情報集約とマニュアル類の作成・見直し、人材育成・技術伝承、自治体等への支援を進める考え。
センター長に就任した木村邦久企画部長は「ここで培った技術を、他の全国の地域へ情報発信していくことを意識し、局一丸となって技術を推進していく必要がある」と職員へ訓示した。
なお、副センター長には北陸技術事務所の大石登所長が就いている。
【写真=木村センター長(左)と大石副センター長(右)】