常陸太田市は28日、一級河川茂宮川に架かる豆飼橋を永久橋に架け替えるため詳細設計業務の入札を執行し、(株)長大(茨城支店・つくば市東平塚730、電話029-851-2277)が740万円で落札した。同社は年度内に詳細設計を策定。下部工および上部工の工事が来年度から実施される見通しだ。現段階における総事業費として1億2000万円を試算している。
豆飼橋は、小目町地内を流れる一級河川茂宮川に架かる延長25m、幅員2mの木橋。路線として市道1241号線が通っている。同橋の架け替え計画は、老朽化が著しく狭隘なため、地元住民の声に応えて永久橋として架け替えるもの。
現段階における予定規模は、延長が25m、幅員が5mで予定している。構造はPC造で橋脚は設けず、右岸側と左岸側に付ける橋台のみで支える。
工事は通行止めにならないよう単年度で実施したい意向だが流動的。これから行う詳細設計および事業費の算出により確定していく。
このほか28日の入札では、豆飼橋取付道路測量業務の入札が執行され、(株)美豊コンサルティング(水戸市住吉町14-8)が落札した。この業務では、改良済みの道路と橋梁の取り付け部の幅を合わせるため、測量を行う。
なお、市の実施計画(16~18年度)における計画事業費には、下部工・上部工の事業費として1億2000万円を試算している。