那珂郡那珂町は、横堀小学校の屋内運動場大規模改造工事を、早ければ8月にも発注する見通しだ。工事費には約7350万円を見込む。同工事は9月の議会案件となる予定で、予定通り承認されれば10月から本格着工する見通し。単年度で、工期に110日を設定する。設計は(株)柴建築設計事務所(水戸市泉町2-2-30)が策定した。
横堀小学校の大規模改造事業は、昭和47年の建設から築30年以上が経過する同校舎の前面改修および一部増築を実施しているもの。
平成13年度から同17年度までの5か年計画で進められており、13年度には校庭西側にRC造2階建て延べ1、080㎡の特別教室棟を増築。翌14年には本館をRC造2階建て延べ2、268㎡で改造し、S造2階建て延べ371㎡を増築。15年度に延べ464㎡の新館改造工事と外部倉庫の設置を行った。
大規模改造を行う屋内運動場の規模は、S造延べ886㎡。主な工事として、屋根の塗り替えや防水工事、外壁の張り替え塗装。内部については、磨いて塗り直す「やり換え」。このほか電気設備工事、水周りとしてトイレ改修なども行う。
現在まで、柴建築設計事務所による詳細設計業務が終了しているが、工事は一般開放で利用の多い8~9月を避けて、10月からの着工を目指す。
建築、電気、機械工事の一括で、早ければ8月にも指名競争で発注される見通し。業者選定後には仮契約を済ませ、9月の議会案件として上程。予定通り承認されれば本契約へと移り、10月から本格着工の運びとなる。
なお、来年度に予定している外構工事および公共下水道への接続だが、工事の進捗と予算状況によっては年度内にも発注される方針。
外構はフェンス工事などが主で、このほか浄化槽の取り外し工事、換わって使用する公共下水道の接続工事などを行う。