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県公共事業評価委 事前評価4事業「実施妥当」

2013/07/04 山梨建設新聞

 県の公共事業について評価、意見する「山梨県公共事業評価委員会」の本年度第1、2回会合が先月開かれ、対象25事業について審議した。うち事前評価事業は4事業で、いずれも事業実施は妥当と結論づけた。

 事前評価の対象となったのは「甲府駅前線・外1路線」「田富町敷島線(仲新居工区)」「割子切石線(仮称)中富IC」「新山梨環状道路・東部区間Ⅱ期」の4事業。

 うち「甲府駅前線事業」とは駅南口周辺整備のこと。本年度は西側に設ける一般車乗降場の詳細設計、工事に入る。平和通りについては来年度に着工予定。本年度は詳細設計を進める。

 事業期間は2013-18年度までで総事業費は約37億5700万円。本年度事業費は5億2500万円を見込む。整備範囲は▽駅前広場L93m、W36m、A1万2200㎡▽平和通りL580m、W20~36m。

 「田富町敷島線事業」は甲斐市を南北に縦断する道路新設事業。今回評価にかけた仲新居工区はアルプス通りにほど近い区間で、延長440m、幅員6(16)m。事業期間は13-22年度までを予定しており総事業費は約16億5000万円。本年度は5000万円を投じ詳細設計などを行う。

 「割子切石線(中富IC)事業」は6月11日に連結許可が出た中部横断道・中富IC及びアクセス路を整備する事業。本年度は約5000万円で、設計や用地買収を進める。着工は14年度、供用は17年度を予定する。

 「新山梨環状道路・東部区間」については今回、東側半分L3700m、W7(9・5)mについて審議した。全体計画(見込み)は14-22年度までで総事業費は約183億円。

 東部区間では本年度から西側1・6㎞区間に事業着手。県は残る区間(5・5㎞)についても来年度からの事業着手を目指していて、今後国に対し新規事業採択を求めていく方針。



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