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山梨県小菅村

小菅村新庁舎「現地建替え」に決定

2013/07/09 山梨建設新聞

小菅村新庁舎の建設地がこのほど「現地建替え」に決まった。実施設計費は本年度当初予算に3200万円を計上していることから近く県内設計業者を5者以上選定。今月中にも指名競争入札を執行しそうだ。

 今後村では、年内にも引っ越し作業を行い年明けに県内業者による指名競争入札で解体工事に着手。設計を来年2月頃までに仕上げ、本体工事入札は3月頃にも発注する。竣工は2014年度内を目指す考え。

 村によると、用地などの問題から現地建替えに決まったという。新庁舎は3階建てで、車庫となる1階部分がRC造、2~3階がW造。延べ床面積は1500~1600㎡程度を想定している。庁舎内部については検討委員会と設計業者の協議の中で決める。委員会では図書やカフェスペースの設置案なども浮上している。一方、仮庁舎は整備せず、村内の空いている公共施設内に分散して入居する見通し。

 現庁舎は、RC造3階建てで延べ約1000㎡の規模。1970年頃に竣工されたため、新耐震基準を満たしていない。3年前に行った耐震診断では、「補強は難しい」という結果が出ていた。村では約20年近く前から5億円程度の公共施設基金を積立し、庁舎建設に向けた準備を進めてきた。

 なお建設工事費については6月補正に4億6800万円を盛っている。


【写真=年明けにも解体される既存庁舎】

年明けにも解体される既存庁舎002836.JPG

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