記事

事業者
埼玉県春日部市

移転など5パターン/東中校舎改築計画策定へ

2004/08/03 埼玉建設新聞

 春日部市は、既存校舎の老朽化などに伴い、東中学校校舎改築計画策定業務を6者指名で入札執行する(メンバーは7月30日付け7面)。納期は12月21日まで。業務の中では、校舎の改築や耐震補強など5パターンの計画案をまとめていく。これらの計画案を受けて、同校改築協議会を通じ、早ければ年度内にも整備方針を打ち出す。

 今回まとめる計画案は<1>普通教室棟、普通管理特別教室棟の校舎改築<2>普通教室棟の耐震補強<3>普通管理特別教室棟の改築<4>敷地を拡張して改築<5>全面移転――の5パターン。

 計画案をもとに、5パターンそれぞれのメリットやデメリットなどを協議していき、整備方針や年次スケジュールなどを固める。

 東中学校改築協議会は、市教育委員会をはじめ、小学校校長会会長、中学校校長会会長、東中学校長の11名で構成。

 平成8年度に実施した耐力度調査からは、校舎建て替えの必要性が認められた。

 現状では、敷地(2万7087㎡)が変形なこと、また県道側に正門があるため、通学路の交通問題なども指摘されている。

 対象校舎(樋堀181-1)は、RC造3階建て、延べ床面積2469㎡の普通教室棟とRC造3階建て、延べ床面積2396㎡の普通管理特別教室棟の2棟。建設年次は、それぞれ昭和48年、37年。

 屋内運動場とプールは重層構造で平成2年に改築済み。



紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら