横浜市では、都市高速鉄道相模鉄道本線(星川駅~天王町駅の連続立体交差事業)を平成14年に都市計画決定し、平成30年度の高架化を目指し、事業を進めている。
この事業は天王町駅付近から横浜新道付近にかけて鉄道を高架化することにより、同区間の踏切9箇所のうち7箇所を立体交差化(2箇所を廃止)することで、地域交通の円滑化及び、地域の一体化による生活環境の向上や踏切事故の解消を図ることを目的とする。
天王町駅は、保土ケ谷区天王町の既成市街地に位置し、駅周辺の商業ビルやマンションのほか、一般家屋とも近接して立地しており、現行計画による天王町駅は基礎部分も含め全てを造り直すため、今後、工事中に発生する騒音、振動や、新たな駅舎による駅北側の日影の改善が課題となっている。
そこで、天王町1号踏切部の桁下制限高さや鉄道線形など、総合的な事業計画の再検討を行った結果、既存駅を活用することにより、工事中の騒音や振動、駅北側の日影など駅周辺の環境負荷の低減及びコスト縮減を図ることが可能となったため、今回、都市高速鉄道区域及び都市計画公園区域の一部を変更するため、都市計画市素案を作成し、この都市計画市素案について縦覧を行うとともに、公聴会における公述の申出を受け付けることになった。
縦覧期間は7月12日から7月26日まで。公聴会は、ほどがや地区センターで8月23日19時から開催。