さいたま市北部建設事務所はこのほど、西区三橋地内の三橋排水路改修設計および調整池建設に向けた計画業務をセントラルコンサルタント(さいたま市、電話048-647-7555)に1500万円で委託した。排水路については17年度、下流部の工事に着手し、上流部は詳細設計に移行する。一方、調整池は心身障害総合センター内の、さいたま市立養護学校(西区三橋6-1587)グラウンド地下に設置する方針。容量は1万t以下の規模で計画されているが、今回の業務でおおまかな調整容量を算出、同年度に予定されている設計業務に反映させる。
三橋排水路は、幅員約1・8mで設置されている柵渠の老朽化に伴い、ボックスカルバートに布設替えするもの。
計画業務では、下流部約300mを対象に断面確定など、詳細設計を仕上げて17年度の工事に備える。また、上流部約1100m区間は基本設計までをまとめる。詳細設計は17年度、工事は18年度の予定。
排水路の放流先は、県が管理する一級河川鴨川。河川放流量の制限に基づき、調整池を設置して1次的に貯留。
調整池の整備場は、さいたま市立養護学校グラウンド地下部を計画。
調整量については極力規模を抑えたい意向でいることから、詳細が固まれば、17年年度から設計作業に入り、18年度以降、工事に着手したい考え。