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茨城県道路建設課

国道355号バイパス・石井地内の430m開通/県道路建設課・水戸土木

2004/08/06 日本工業経済新聞(茨城版)

 県土木部道路建設課が整備を進めている国道355号笠間バイパスのうち、笠間市石井地内の一部区間400m(市道大和田甲ノ山線~県道宇都宮笠間線)が完成、3日に開通式を催し供用開始した。

 笠間バイパスは、355号の笠間市内区間の幅員が狭小のうえ屈曲部分が多く、交通に支障をきたしており、笠間市街地の交通混雑緩和や北関東自動車道からの周辺地域へのアクセス機能を強化するため計画した。

 全体計画区間は、笠間市手越地内の現道から石井地内の国道50号まで5200m(W18m、2車線、両側歩道)。全体事業費に67億円を見込み平成2年度に事業着手し、6年度に着工。7年度には手越地内の660m区間(現道)を一部供用開始した。

 引き続き残る区間の整備を進め、このほど石井地内の430m区間が完成し、供用した。今回の供用はバイパス部の供用としては初めてとなる。

 3日には関係者が現地に集まり、開通式典を挙行。工事の無事完成など関係者の尽力に感謝を表し、今後の交通安全を祈願した。

 石井地内の一部開通で、市街地の渋滞が緩和されるとともに、岩間方面からは笠間稲荷神社周辺を経由せずに国道50号や宇都宮笠間線など幹線道路へアクセスすることが可能になり、地域の発展に貢献することが期待される。

 残る未供用区間(L4110m)は用地取得・工事を進め、来年度以降に順次、供用していく。



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