相模原市が建設を計画する美術館について施設規模や展示内容などに関し検討する相模原市美術館基本構想検討委員会は7月30日、市民ギャラリー(中央区)において第7回委員会を開催し、市長に提出する答申案について意見を交わした。緑区の橋本地区に整備し、中層程度の多層階施設となるという内容の構想で、市長に答申書を提出することとなった。
美術館は、「相模原の未来へ向け、まちづくり、ひとづくり、ものづくりをおこなう創造文化の中心施設」を基本理念に掲げ、収集保存活動、調査研究、展示、教育普及、創造発信、交流、管理が入る施設とした。
橋本の候補地に整備し、必要なバックヤード、駐車スペースを備えた中層程度の多層階施設とする。空調やセキュリティを含め、美術専門施設とした。
内部には、教育普及機能。調査研究機能とストレージスペース、特別企画展スペースを配置する。教育普及機能、まちづくり機能(アートラボワークショップ)、収集保存機能、展示機能、メディアデザインギャラリー、市民ギャラリー、映像パフォーマンスシアター、ホール、レストランカフェなどが入る。
委員会では、委こうした案で臨むことで一致し、調整を図ったうえで、市長に答申することを決めた。
一方、市では、答申書の提出を受け、庁内で検討を加え、年度内に市としての構想案を公表したいとしている。