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埼玉県行田市

詳細設計を11日/旧忍川へ橋梁架設

2004/08/09 埼玉建設新聞

 都市計画工業団地通線整備事業を進める行田市は11日、仮称・旧忍川新橋の詳細設計業務を6者指名で入札執行する(メンバーは5日付6面)。予定額は1091万円。予備設計を行っていないため、今回の業務の中で橋長や構造、径間など詳細を固める。橋梁計画がまとまりしだい、地元説明会へと移り、今後の展開に向けて調整を図っていく。

 新設橋梁は、川幅40m弱の旧忍川に架設する。

 いまのところ橋梁計画は未定。経済性や工期、工事費などについて、数パターンを比較検討していき、計画をまとめる。

 整備にあたっては、橋梁を先行し、道路整備へと移行させる考え。

 工業団地通線は、小針地内の古代蓮の里通線から一級河川旧忍川を渡河し、川里町広田地内の県道騎西吹上線へとつなぐ。道路延長は1410m。市では、古代蓮の里通線から、行政境までの約290m区間を整備する。道路計画は、車道3mに停車帯1・5m×2、自転車歩行車道は3・5mを両側に設ける。

 これまでに古代蓮の里通線の整備に伴い、交差点部分など100m程度が整備済み。

 橋梁整備に関連し、地質調査業務を服部地質調査(さいたま市、電話048-643-1505)にこのほど委託。河川の両岸、2か所で約30mの調査を行う。

 昨年12月には、横田昭夫行田市長と橋梁整備などに伴う基本協定書を嶋村孝川里町長との間で調印。主なものでは、計画から工事までを行田市が主体的に実施することや、建設費用をそれぞれ2分の1ずつ負担、16年度~19年度をメドとした施行時期など。



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