都市計画道路工業団地通線整備事業を進める川里町は、用地測量業務を入札執行し、ヤマト測建（桶川市、電話０４８－７７３－４１３１）に委託した。今後の事業スケジュールは、早ければ１７年度から用地買収作業を開始。工事については、１９年度ごろから２か年程度で着手する方針。

　整備対象は、川里工業団地境から行田市境間の延長５６０ｍ。道路計画は、車道３ｍに停車帯１・５ｍ×２、自転車歩行車道は３・５ｍを両側に設ける。道路詳細設計業務を近代設計（さいたま市、電話０４８－６４８－６４６２）が担当している。

　同線は、行田市小針地内の古代蓮の里通線から川里町広田地内の県道騎西吹上線に至る、総延長１４１０ｍの路線。幅員は１６ｍ。このうち川里町では、県道騎西吹上線から約５５０ｍ区間をこれまでに整備してきた。

　計画ルート上の旧忍川には、新設橋梁を設ける。整備にあたっては、行田市が主体となり、建設費用をそれぞれ２分の１ずつ負担、１６年度～１９年度をメドとした施行時期などに関する基本協定書を１５年１２月、嶋村孝川里町長と横田昭夫行田市長との間で締結済み。

　同線を整備することで、工業団地への車輌乗り入れ、隣接する広田土地区画整理事業地内をはじめとした地域の活性化を図るのが目的。