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国土交通省利根川上流河川事務所

概算事業費は20億円/新川通地区高規格堤防防災複合施設を建設

2004/08/17 埼玉建設新聞

 国土交通省利根川上流河川事務所は、仮称・新川通防災複合施設の建設に向けて、今年度、基本設計作業に着手する。既に簡易公募型プロポーザルを公示しており(6日付7面に掲載)、11月中旬に1者と契約する運び。納期は17年3月20日に設定している。

 17年度は実施設計に移行し、18年度から2か年で整備する予定を組んでいる。概算工事費には、20億円程度を試算。工事発注は、建築、機械、電気の3分離が有力。

 建設地は大利根町で施工中の、新川通地区スーパー堤防の一角。敷地面積は約7500㎡。盛土工事終了とスライドして着工する。施設規模は、RC造3階建て、延べ床面積約5000㎡を想定。内包施設は防災対策室(約1000㎡)、利根川資料館(約1600㎡)のほか、同事務所栗橋出張所(約700㎡)。

 防災対策室は、災害対策室や司令室などで構成。利根川資料館は、江戸時代からの利根川改修に関する資料などを収蔵する。

 内包施設の配置計画は、プロポ提案の中で固めることになる。

 施設はバリアフリー化し、エレベーターも1、2基設置。屋上緑化に関しては、プロポにおける環境負荷低減の項目で各者の提案を精査していく。

 なお基本設計プロポの受領期限は、参加表明書が今月24日で、技術提案書が9月22日。



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