県河川課は、河川護岸改修に伴う橋梁の架け替えに備えた設計業務を今年度は2橋を対象に委託する。
護岸改修等により川幅が拡がることなどから架け替えるもので、県が管理する橋梁以外の市町村道に架かる橋も県が機能補償として実施する。
今年度設計を作成する2橋は、伊勢崎市堀口町地先で市道2-26号線ルートの韮川を跨ぐ「韮川橋」と、板倉町板倉地先の町道1-16号線ルートに架かり板倉川を渡る「横幹橋」。予定されている新橋の規模は、韮川橋が橋長12・5m、幅員8mで、横幹橋は橋長23・6m、幅員7m。
このうち、韮川橋の設計については6月に県伊勢崎土木事務所から発注されており、冨永調査事務所(高崎市石原町3207-1電話027-323-9933)が受注し、作業を進めている。残る横幹橋の設計は、県館林土木事務所から下期に発注される。この2橋は今年度設計までで、工事は17年度以降に施工する。
一方、今年度に工事を実施するのは3橋。すでに、伊勢崎土木事務所が所管する伊勢崎市の市道7-118号線に架かる118号橋の上部工は、5月に発注済み。残る2橋は、高崎土木事務所が所管する3号橋と太田土木事務所が所管する源六堰橋。3号橋は、高崎市倉賀野町地先の粕沢川を跨ぐ構造物で、高崎市で管理。同橋は、人道橋ではないが自動車は通行できず、バイクや自転車などに限られる。新橋は、現橋を復元する形で架け替えられ、橋長13・3m、幅員3mのPC単純床版形式。下部工は、逆T式橋台(H4・2m)で鋼管杭基礎工8本(φ600、L21・0~21・7m)で対応。一方、源六堰橋は、新田町の町道南北113号線に架設し石田川を跨いでいる。新橋は、橋長17・16m、幅員4・5mのPC単純床版形式で、橋台は逆T式(H4・5m)で対応する。
この2橋は、いずれも今年度に上・下部工を実施、所管土木事務所が入札執行する。