横浜市では、森ビル㈱及び丸紅㈱から北仲通北再開発等促進地区計画について、都市計画の変更について提案があったことに伴い、横浜市都市再生評価委員会を開催し、提案を踏まえた都市計画の変更をする必要があるかどうかを判断することになる。
この地区は、平成16年の地区計画の決定以来、様々な検討を進めてきたが、今回施設計画や公共施設の整備計画がまとまったことから、森ビルと丸紅から横浜市都市再生事業を行う事業者として、都市計画の変更を提案されたもの。今後のスケジュールは、評価委員会で変更必要ありと認められ、説明会、公聴会、案の縦覧そして都市計画審議会にかけられ都市計画変更告示となる。
この提案では、横浜市における都市の国際競争力強化の実現に向け、横浜都心・臨海地域の一画としてその立地を活かしながら、居住機能の拡充を推進するとともに、水辺に市民が憩える開かれた空間を整備し、防災性能、環境性能の強化に取組むとしている。
具体的には、①耐震性が高く、防災備蓄倉庫、非常用発電設備を備えた建築物の誘導を図るとともに、環境負荷の軽減を図る②多言語の案内看板設置や国際交流支援機能を誘導し、外国人とのコミュニケーションを支援③旧帝蚕倉庫事務所は現物保存、倉庫棟は一旦解体後復元保存、歴史的護岸の復元等、歴史的建造物、土木遺構を保存活用④ウォーターフロントの都市公園や水際沿いのプロムナード等、市民に開かれた水辺空間を整備―としている。
北仲通北地区A-4地区の概要は、敷地面積13,100平方㍍、建築延べ面積169,000平方㍍、高さ200㍍、、用途は共同住宅、事務所、店舗。