県土木部営繕課は、取手第二高校管理普通教室棟(取手市東)の改築に向けた本体工事を11月中旬に総合評価落札方式の一般競争入札で発注する。敷地内に仮設校舎を建てた後、管理普通教室棟を解体し、跡地にRC造4階建て延べ約4200㎡で建て替えるもの。本体工事に続いて、来年2月ごろから電気設備、衛生設備、空調設備がそれぞれ一般競争で発注される。概算事業費は仮設や解体、外構を除いて8億9000万円。実施設計を三上建築事務所・眞建築設計室JVで進めている。
現在の管理普通教室棟は築後40年以上経過していることから、敷地内の3万839㎡に改築する。建設場所は現校舎。仮設校舎を正門右手の職員駐車場に建設した後、現校舎を解体し、その場所に新校舎を建設する。新校舎は重層渡り廊下で東側の特別教室棟と接続する。
規模はRC造4階建て延べ約4200㎡。内部に管理部門(約1000㎡)、普通教室部門(約1500㎡)、共用部門(約1500㎡)の3機能などを配する。
現地では、本体工事の発注に向け、大和リース㈱(大阪府大阪市)により仮設校舎の設置が進んでいる。
仮設校舎の規模はLS造(ブレース構造)プレハブ平屋建てで、校舎Aが建築708㎡程度、校舎Bが建築157㎡程度、渡り廊下が建築203㎡程度。11月30日をめどに設置を進め、新校舎が完成した後、2015年7月1日~8月31日にかけて解体する。
続いて現校舎の解体工事も、11月19日に一般競争入札が開札される。RC造4階建て延べ3877・43㎡の現校舎や、渡り廊下などを来年3月15日をめどに解体する。
本体工事は、11月中旬に総合評価落札方式の一般競争入札で発注する。その後、年内に開札し、来年3月の定例県議会に工事請負契約案件として上程。承認後、約15カ月で建設する。
本体工に続いて、電気設備、衛生設備、空調設備の3工事は来年2月ごろから一般競争で発注予定。工期にそれぞれ14カ月を設定している。
なお、営繕課が本年度に予定する大型案件、下館第二高校普通教室棟(筑西市)の改築工事(本体工事)も、取手二高の本体工事と同日公告、同日開札を予定している。
【パース=取手二高】