県新三郷浄水場は、中川に架設されている新中川水管橋の耐震補強詳細設計業務を日本技術開発(中野区)に委託した。設計納期は十二月十七日、工事は十二年度から二か年計画で整備していく。同水管橋は、越谷市東町と吉川市高富地内を結ぶ歩道併設(W一・五m)のローゼ補鋼橋。橋長は二五八m、送水管φ一、三五〇mmの二条の四スパン。下部は逆T式橋台二基、小判型橋脚が三基。
上部の補強法は、送水管支承部を両脇から鋼材などで支え、横揺れに対する強度を高める。また、下部は橋脚に鉄板を巻き立てて耐震化を図るもよう。
工事は十二年度から上部工に着手。下部は十三年度を予定。耐震補強工事完了後の十四年度以降に塗装工事などを行う。
耐震診断は日本技術開発が九年度に実施した。