茅ヶ崎市は、(仮称)柳島スポーツ公園の整備に際し、民間の資金、ノウハウを活用し、整備する方針を決め20日、PFI法(民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律)の規定による実施方針の策定見通しを明らかにした。12月にも実施方針を示す。
スポーツ公園は、相模川河畔スポーツ公園の移転整備事業で、公園周辺で計画される国道や相模川の整備により計画が立てられた。整備地は、海沿いを走る国道134号の北側、柳島小学校の南側に位置する柳島向河原地区の6・5㌶。これまで、市では、平成15年度から移転先の検討を行い、19年に柳島向河原地区に移転・整備することを決め、さらに20年に事業区域を設定し、22年度には基本計画を策定、そのうえで23年11月に基本設計をとりまとめている。都市計画決定の手続きを済ませている。
23年の基本設計によると、園内には、一周400㍍の8レーンのトラックに、その中にサッカーなどができる総合競技場を整備。トラックの外周にはスタンド、管理諸室が入る管理棟、更衣室、防災倉庫や多目的室を整える。それを囲むように、ジョギングコースを設ける。この他、来園者用の駐車場などを整備する。この他、公園は、南西部地域の防災拠点としての機能を持たせる。工事費は初期で40・5億円。将来整備工事7・1億円、計47億円を見込む。
今回の実施方針の見通しでは、来月にも策定することを示している。期間は事業契約締結日から平成50年3月までを予定している。