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神奈川県横浜市

市民病院の再整備用地、再整備基本計画を報告

2013/12/11 日本工業経済新聞(神奈川版)

 9日開催された横浜市議会健康福祉・病院経営委員会において、市民病院の再整備用地及び市民病院再整備基本計画について、病院経営局から報告された。

 市民病院の再整備については、数箇所を候補地として検討してきたが、本年3月に横浜市市民病院再整備検討委員会の報告書で、「三ツ沢公園について、病院敷地との交換による再整備など都市公園法の課題解決に向け検討を行う」とし、関係部局との調整を重ね、公園面積を減少させない方策や代替地に関する検討を進めてきた結果、「現三ツ沢公園の一部及び隣接する民有地」を移転候補地として、地権者と用地取得に向けた本格的な交渉を進める運びとなった。

 候補地の概要は、三ツ沢公園の一部は神奈川区三ツ沢西町66-1の13,000平方m、神奈川区の民有地は同34-10の11,200平方m、西区の民有地は西区宮ヶ谷25-6の5,600平方mで合計約30,000平方mとなる。

 新病院の目指す姿は、①政策的医療の拠点②市民健康危機管理の拠点③地域医療全体の質の向上ための拠点とし、整備・運営にあたっても3つの視点から機能や運用を検討するとしている。

 事業規模は、病床数は650床で、うち感染症病床26床で、救急医療センターとICU,NICU等の特定の機能を有する病床を増床する。計画外来患者数は1 日1,200人程度を想定、診療科数は33科だが、機能に応じて再編を検討する。延床面積は60,000平方m以上にするとしている。

 今後のスケジュールは、この骨子を踏まえ更に検討を進め、基本計画医療機能編をまとめ、三ツ沢公園での建設を想定した新病院の構造設備についても検討を進める。基本計画

確定後、開院までは6~7年を想定している。


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