小田原市は市の中心部に位置する小田原駅東口で計画を進める再開発事業"小田原駅東口お城通り地区再開発事業"のうち、駐車場施設ゾーン内に整備する(仮称)市民活動交流センターの施設概要をまとめた。5日の市議会総務常任委員会で示したもので、駐車場とともに、26年度の着工を目指す。
市民活動交流センターは、再開発が計画されているのは駅東口の線路に沿うお城通り地区と呼ばれる広さ約1・2㌶の土地のうち、区域のほぼ中央から駅に近い部分を広域交流施設ゾーン、中央から城よりを駐車場施設ゾーン分けた、駐車場の1階部分に整備するもの。駅周辺に点在している市民活動サポートセンター、女性プラザ、国際交流ラウンジなどの市民利用施設等を集約した施設だ。2つのゾーンは、駐車場施設ゾーンが先行し整備が進められる。
内部は、広さ22平方mから80平方mなど8室の会議室をはじめ、377平方m規模のオープンスペース、65平方mの交流ルーム、48平方mの受付・相談カウンターなどが配される。
駐車施設は、鉄骨造5層6段(5階建て)、延床面積12、255平方mの構造・規模。自動車368台、自動二輪車40台、自転車80台、観光客の回遊性向上を目的としたレンタサイクル施設30台が入る。
一般財団法人小田原市事業協会が事業施行者となり、施設整備および管理・運営を担う。
26年度中の着工、施設供用開始を目標に事業を進めていく。
一方、広域交流施設ゾーンは、飲食、物販、サービス、金融などの商業・業務施設と、図書館、コンベンション、子育て支援施設で成る公共・公益施設、ホテルなどが想定されている。26年度以降の事業者選定という予定となっている。