(一社)千葉県造園緑化協会(中村伸雄会長)は26日、正月の風物詩として知られる「門松」を、県庁をはじめ県こども病院、県千葉リハビリテーションセンターに1対ずつ寄贈した。日本の良き伝統文化の一つとされる門松について「その由来や作り方を末長く継承していくことが重要」と考えた同協会技術委員会が、会員企業の若手技術者を対象とする「門松づくり講習会」で製作した高さ約1・6mの本格的なもの。門松づくりの講習会と門松の寄贈は4年連続4回目(県庁は3回目)。県庁で行われた寄贈式には、髙橋渡副知事のほか、県土整備部の木村秀雄建設・不動産業課長をはじめとする同課職員らが出席した。
髙橋副知事が感謝
門松の寄贈式では、造園緑化協会の中村会長が「門松は歳神様が下界に降りてくる目印であり、福をもたらす縁起物である。県職員の方々にはいつも県民のためにご尽力頂いている。一県民としてお礼を申し上げるとともに、この門松を通じて福が来るように、すがすがしい気持ちで新年を迎えられればと思う」とあいさつ。
この後、中村会長から門松の目録を受け取った髙橋副知事が「こんなに立派な門松をご寄贈頂き、大変有り難く思う」と述べたうえで「最近では、一軒の家で門松を建てることはほとんどない。正月を迎えるにあたり『新しい年が良い年になるように』という気持ちを持ち、門松を眺めていられることは、大変良いと思う。この場を通る県職員が『来年はさらに良い年にしよう』という気持ちで、一人ひとりが頑張ることで感謝の意としたい」と述べた。
一般含めた門松づくり講習会で
寄贈する門松を製作した「門松づくり講習会」は今月21日、千葉市花見川区の千葉市ふるさと農園多目的ホールで開かれた。内容は、同協会の若手技術者が対象の「本格門松づくり」と、昨年から始めた一般県民を対象とする「ミニ門松づくり」。講師は同協会の朝生章氏、大久保裕昭氏、川西正人氏、榊原正和氏の各技術委員が担当。一般を対象とするミニ門松づくりには、24組(28人)が参加した。
講習に先立ち、若手技術者を前にあいさつした平川進・技術委員長は「2010年から開始した門松づくり講習会も今回で4回目を数える。こども病院をはじめ、この門松の『嫁の嫁ぎ先』(寄贈先)が決まっていることから、これからも続けていく。我々には本格的な門松づくりの技術の伝承という目的がある。門松は『福の神が宿る目印』とも言われることから、立派な門松を造り上げて寄贈し、その技術を地域のために活用して頂きたい」と呼びかけた。
若手技術者に技術の伝承を
若手技術者向けの講習会では、受講者を4班に編成し、それぞれ高さ約1・6mの本格的な門松を1基ずつ、計4基(2対)を製作。見本とするため、あらかじめ技術委員が製作した2基(1対)と合わせて、6基(3対)を寄贈用に完成させた。
「本格門松づくり」を受講した若手技術者は次の通り。
【本格門松づくり講習会受講者】
▽土橋圭太(㈱井上造園)▽萩原正貴(加茂造園㈱)▽勝又健司(光陽㈱)▽桜井 誠(進光園緑化㈱)▽齋藤博之(㈱生光園)▽林 秀樹(㈱千葉緑化サービス)▽山本竜平(㈲山本造園)▽朝生 康(朝生林業㈱)▽田辺一男(㈱田辺造園)
















