中小企業庁は、物流の効率化を推めるため、意欲ある中小企業者等によって構成される組合や任意団体などが物流機能の強化を図っていくために行う「物流効率化推進事業(15年度までは広域物流効率化推進事業)」に、佐野内陸コンテナターミナル研究会(佐野市出流町70電話0283-26-1111)の国際コンテナターミナルを選んだ。
同事業は、「調査研究・基本計画策定事業」、「事業計画・システム設計事業」「実験的事業運営事業」に要する経費の一部を補助するもの。全国から16件の申請があり、審査の結果、全国で11件が採択された。
計画では、佐野市内の鉱山の掘削跡地に内陸型の国際コンテナターミナルを構築するため、調査研究・基本計画策定事業を行う。一般的にコンテナ貨物の輸送・流通を効率よく運営するため、コンテナターミナルは、積み卸しを行うガントリークレーン、コンテナの整理保管場所、配送待機場所となる広いコンテナヤード、小口混載貨物のコンテナ詰め・取り出し及び受け渡し作業などを行うコンテナ・フレート・ステーションなどの施設で構成される。