『第198回新潟県都市計画審議会』が7日に新潟市内で開かれ、長岡東西道路の道路構造変更に伴う都市計画の変更など付議7議案と意見照会4議案を審議。いずれも「変更することが適当」と了承した。
長岡東バイパスから新産1号線までの延長L約6030mを結ぶ長岡東西道路は、全線が高架または高盛土構造で計画されていたが、道路構造要件の見直しや将来交通需要の減少、早期整備、投資の有効活用を図るため、低盛土や現道を活用した平面構造への変更を計画している。
審議会では、構造変更に併せて、側道が廃止されることから都市計画区域として指定される幅員をW54・5mからW25・5mに縮小するなど、新潟県決定分の変更案を了承した。
『フェニックス大橋』を除く、同バイパスのうち、高畑交差点(長岡東バイパス)~宮内町交差点区間は、高盛土構造から低盛土構造へ。宮内町交差点~西宮内1交差点までの区間は高架構造から現道を活用した平面構造に変更する。信濃川左岸側の新産3交差点までの区間では、高盛土、高架の立体構造から平面構造とされた。
低盛土、平面構造への変更により、事業費は約370億円を試算しており、約200億円の事業費縮減が見込まれる。
また、構造の変更で側道は廃止されたが、宮内小学校付近については、地元からの要望を受けて、新たに側道を設置する考えだ。
そのほか、同日の審議会では、市町村合併に伴い、本年度末で佐渡市の国府川流域下水道が公共下水道に移管するため、国府川流域下水道の廃止。ほ場整備事業で、行政境界が変更したことによる新潟市、燕弥彦、加茂市都市計画区域の区域区分等の変更を了承。糸魚川市内での廃棄物処分施設の都市計画上の支障について審議し、「支障なし」とされた。
【写真=長岡東西道路変更などを審議】