渋川市(木暮治一市長)は、8日に開会する定例市議会へ上程する9月補正予算案をまとめた。議決日は最終日となる17日の予定。
それによると、一般会計予算に1億3562万6000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ175億4989万8000円とし、債務負担行為補正でパーソナルコンピュ-タ整備の限度額を、これまでの325万円から773万円としている。
主な補正内容は、西小学校の空き教室を利用している学童保育所整備と社会福祉法人北渋川福祉会が運営する渋川こばと保育園の移転先の造成費として2500万円余りを計上。学童保育所整備は、既存施設の電気設備工事を計画。一方の渋川こばと保育園は、市立第三保育所を廃止し、渋川こばと保育園と統合するため、移転先(現第三保育所の東側)の造成工事を施す。対象となる敷地面積は約4500㎡で、切盛土工となる。造成までを同市で手がけ、建物は社会福祉法人北渋川福祉会が担当。現在の2倍となる定員120名の施設を予定しており、17年度の工事着手を目指している。この整備に併せて、市道4352号線の道路改良事業費2100万円も予算化。移転先の進入路を幅員4・6mに拡幅する計画で、全体延長が280m。今回の補正予算で165mの工事を発注するとし、残りを17年度に行う。
このほか、土木費に市道2215号線外1路線関連整備事業の負担金として約5000万円を計上。農林課が所管する行幸田北部土地改良事業で計画している幹線道路築造費に充当する。同路線の全体計画延長は756mで、標準幅員が9・6m。今年度に472m分の工事を発注し、残りを17年度に実施する方針だ。
渋川市の9月補正予算案に盛り込まれた項目は次の通り(単位千円)。
【総務費】
◇パソコン借上=497
【民生費】
◇保育所等適正配置促進事業工事及び学童保育対策事業工事=25、143
◇環境衛生施設補修工事=2、993
【農林業費】
◇団体営基盤整備促進事業(行幸田北部地区)補助=5、353
【土木費】
◇市道2215号線外1路線関連整備事業(行幸田地区)負担=50、412
◇市道4352号線道路改良事業(金井地区)工事=21、000
◇都市公園改修工事=1、950