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埼玉県所沢市

事業計画策定へ/所沢駅西口に区画整理事業

2004/09/07 埼玉建設新聞

 所沢駅西口地区に土地区画整理事業の導入を構想する所沢市は、現在地区界測量を進めており、基本計画がまとまったところ。今年度内には、事業計画策定へと移行する。

 基本計画は、昭和埼玉支社(さいたま市、電話048-831-4828)がまとめた。策定にあたっては、地元説明会を6月までに合計8回開催した。

 対象エリアは、西武鉄道車輌工場跡地を中心とした地区。当初は10・6haとしていたが、基本計画では約9・65haに変更した。

 土地利用計画については、<1>にぎわい創出(中心商業地、業務地)<2>居住(低層住宅地、中高層住宅地)<3>都市広場(公園緑地)の3ゾーンをイメージ。地区中心のにぎわい創出ゾーンには、娯楽・文化・公益施設が一体となる複合アミューズメント施設を想定。

 地区内道路は、3・4・10中央通り線(幅員32m)、東西道路(標準幅員20m)、南北道路(幅員14m)を幹線道路に配置。区画道路は、幅員8m、同6m。東西道路は、中央通り線と西武線との交差は、アンダーパスによる立体構造(交差部35・5m)を基本としている。

 基本計画では、道路地区界測量、公園の現況測量・権利調査などを実施した。道路では東西道路ルート検討なども行った。その結果、当初より南北道路は東側へ移り、居住ゾーンに幅員6m道路を新たに配置。公園も1か所から2か所(2500㎡と400㎡)に増やした。

 事業主体は、所沢市。17年3月の都市計画決定を目指していたが、現段階では難しい状況。

 今年度当初予算では、1272万6000円のまちづくり促進調査業務委託料を計上。資金計画、事業手法検討、パンフレット作成を含む事業計画を手掛ける。



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