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茨城県八千代町

八千代町が14年度予算公表・第一中旧校舎解体や東中改築の基本・実施設計へ

2014/03/18 日本工業経済新聞(茨城版)

 八千代町(大久保司町長)は2014年度(平成26年度)当初予算を公表した。主な事業では、前年度から継続の八千代第一中学校校舎改築事業に10億1379万円、新規の東中学校校舎改築事業で設計に5000万円、町道1522号線道路整備事業に5020万円、下結城小のトイレ改修事業に4720万円、町道3814号線道路整備事業に3016万8000円を予算化している。

 一般会計の総額は81億1100万円で、前年度比11・7%の増加。そのうち普通建設事業費は、第一中学校改築の本格化により、同59・9%増の15億5998万3000円となった。

 第一中学校の改築事業には、14年度事業費として10億1379万円を設定。鈴縫工業・高塚建設工業JVが11月末までの完成を目指して新校舎を建築するほか、旧校舎の解体撤去工事(8800万円)を改めて発注する。

 さらに、第一中新校舎に太陽光発電システムを整備するため、再生可能エネルギー導入事業費2724万2000円を計上。内訳は設計が400万円で、工事が2324万2000円。

 また、東中学校の校舎改築事業には5000万円を盛り込み、基本・実施設計に着手する計画。対象は管理教室棟(1968年築、RC造3階建て延べ3355㎡)と、特別教室棟(69年築、RC造2階建て延べ521㎡)。現在は建設検討委員会が、5月末までをめどに整備方針について協議している。

 そのほか下結城小学校では、校舎内トイレ(6カ所)の内装改修と洋式化工事を実施するため、4720万円を予算化。

 道路関係ではまず、筑西幹線道路の一部である町道1522号線の整備事業に5020万円を計上し、粕礼地区の用地取得(A約4000㎡)と鑑定評価に取り組む。

 ほかに、菅谷地区の町道3814号線の道路改良(L210m)と用地取得(3筆)には3016万8000円、粕礼地区の二級町道3号線の道路改良(L123・3m)には2268万円を配分している。

 消防費では2150万円を計上し、消防団第4分団の詰所改築に取り掛かる。設計(150万円)を新年度早々に、工事(2000万円)を9月ごろに発注する見通し。

 民生費では私立保育所施設整備事業に1億2816万円を設定。社会福祉法人光明福祉会が運営する八千代保育園の改築事業の補助金とする。

 一方、特別会計を見ると、下水道事業が前年度比8・6%増の4億1312万7000円。新年度は、八千代中央地区の汚水管布設(推進、L210m)や蕗田地区の汚水管布設(開削、L436・8m)、道路復旧工(L1020m、A4260㎡)を実施する。

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