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山梨県大月市

大月市短期大学 5月頃までに実施設計

2014/03/20 山梨建設新聞

大月市は、ことし3月31日閉校の大月短期大学付属高校棟跡地などに新しい大学棟(本館)を建設する。短大事務局では、新年度当初案予算に整備に伴う実施設計費2418万3000円を計上している。現在開会中の定例市議会で予算案が可決されれば、5月ごろまでに委託し、同年度内には完了させる意向。設計作業が順調に進めば、2015年度当初予算案に工事費を盛り込む考えだ。

 短大事務局によると、工事手順は大学構内の「付属高校棟」を解体する。計画当初は、岩殿ホールも続けて解体する予定であったが、大学事務所を移す案が浮上したたため、解体時期は不透明になっている。また、グラウンド内に仮設校舎を整備することも検討しているという。高校棟の解体後は、大学棟を建設しながら、構内にある管理棟(事務局、講堂ほか)や、大学S号棟(図書館)なども順次解体していく。

 本年度にエレベーター設置や空調設備更新を行い改修工事を実施した大学C号棟は、耐震基準を満たすため、そのまま残す方向。大学整備に伴う基本設計は昨年6月、綜合建築設計事務所(甲府市)へ委託した。近く納期されそうだ。

 大学構内にある施設は、C号棟を除いて、新耐震基準を満たしていない。これまでに耐震補強や大規模な改造なども検討したが老朽化が進むため、改修工事は難しい状態にあった。

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