4月からの県建設部長に、 国土交通省から奥村康博 (おくむら・やすひろ) 氏を起用する人事が25日付で発表された。 奥村氏は現在、 国土交通省道路局道路交通管理課高度道路交通システム推進室長の要職を務めており、 これまでも地方整備局、 出先事務所、 さらに環境庁や県行政への出向もあるなど実績と経験が豊富。 今後、 リニア中央新幹線のアクセス路など大規模な県の事業も多く、 これらの事業を円滑に実施していくため、 奥村氏の手腕発揮に期待がかかる。
奥村氏は1964年生まれの49歳。 京都府出身で京都大学大学院工学研究科土木工学専攻修了後、 89年に建設省に採用された。 96年には大阪府警交通部交通総務課交通安全調査室室長心得、 98年に環境庁大気保全局自動車環境対策第一課課長補佐を経験。 2000年には本省に戻り道路局地方道課課長補佐を務めた後の02年には九州地方整備局鹿児島国道工事事務所長、 04に九州地方整備局道路部道路調整官と、地方整備局で実績を重ねた後、 07年には神奈川県県土整備部参事を務め、 県行政で手腕を発揮。 09年7月に本省へ復帰し、 総合政策局総務課国際建設技術企画官、 11年7月から現職に就いていた。