県の新年度定期人事が25日に発表された。新土木部長に渡辺学都市局長を登用。総括技監には藤枝宏之水戸土木事務所長、都市局長には澤田勝土浦土木事務所長が就く。農林水産部では鈴木哲也総務部次長兼行財政改革・地方分権推進室長が部長として起用されるほか、後藤四朗次長が理事兼次長となる。企業局では川又和彦土木部技監兼道路維持課長が次長として転入するほか、浦井康行施設課長が昇格して技監を兼ねる。

　本年度の異動規模は１６３５人。知事部局の定年退職者がピークを過ぎ、また重要課題に適切に対応させるため一定期間、同一業務に従事させてきたことなどから、昨年度に次ぐ小規模な異動となった。内訳は、部長級56人、課長級２１４人、課長補佐・係長級９４２人、役付以外４２３人。

　幹部職員では留任が多かった昨年と打って変わり、本庁正部長に７人を登用。福田毅総務部長や泉幸一生活環境部長は留任となった。

　土木部の部長級を見ていくと、渡辺新部長、藤枝新総括技監、澤田新都市局長に続いて、国交省の石橋洋信海岸・防災課危機管理室長が港湾振興監に就くほか、青沼文彦下水道課長が検査指導課長、大江幹夫境工事所長が河川課長、江原秀明住宅課長が建築指導課長に配置換え。

　そのほか部長級では、小泉恵三筑西土木所長が水戸土木所長、小池精一都市整備課長が土浦土木所長、坂井田美晴高萩工事所長が筑西土木所長に就く。

　課長級では、監理課長に江尻善壽県民センター総室長、道路維持課長に勝山均つくば支所長、都市計画課長に肥高孝之高速道路対策室長、都市整備課長に大山登志彦ひたちなか整備課長、下水道課長に井坂良霞ケ浦流域下水道所長、住宅課長に中村浩県民センター総室県央建築指導室長、大子工務所長に猿田文彦水戸土木次長兼道路整備第一課長、つくば支所長に桑田康司ダム砂防室長がそれぞれ就任する。

　また高萩工事所長には小室晃企業局施設課首席検査監、鉾田工事所長に鈴木真司筑西土木技佐兼次長兼道路整備課長、竜ケ崎工事所長に石井秀雄検査指導課首席検査監、常総工事所長に池田久港湾課技佐兼課長補佐（技術総括）、境工事所長に小林一洋都市計画課技佐兼課長補佐（技術総括）が就く。

　鹿島港湾所長には内木二三男大洗港区所長、鹿島下水道所長には本田浩営繕課技佐、那珂久慈流域下水所長には鈴木典夫監理課技佐、霞ケ浦流域下水所長には茂田義巳境工事技佐兼次長兼道路整備課長が就任する。

　農林水産部では、農地局３課長が入れ替わり、農村計画課長に根本均同課首席検査監、農地整備課長に小沼智也農村環境課長、農村環境課長に白土裕司産業政策課産学連携推進室長が就く。

土木部長略歴

　◆渡辺学（わたなべ・まなぶ）１９９０年３月北海道大学大学院工学研究科卒

　◆主な略歴

　◇90年４月＝関東地方建設局東京国道工事事務所交通対策課

　◇96年４月＝九州地方建設局鹿児島国道工事事務所調査課長

　◇98年４月＝九州地方建設局企画部企画課長

　◇00年４月＝建設省大臣官房政策課事業評価調査官

　◇01年４月＝国土交通省大臣官房技術調査課事業評価調査官

　◇03年５月＝国土交通省中国地方整備局鳥取河川国道事務所長

　◇05年４月＝国土交通省中国地方整備局企画部企画調整官

　◇06年４月＝同省道路局地方道・環境課沿道環境専門官

　◇08年４月＝宮崎県県土整備部高速道対策局長

　◇11年４月＝国土交通省大臣官房付

　◇11年５月＝同省関東地方整備局東京国道事務所長

　◇13年４月＝県土木部都市局長

【エクセルデータ＝県人事データ】