前橋市天川大島町地内にある市斎場の建て替えを計画し今年度に基本構想を策定する前橋市市民課は、コンサルの選定にあたってこれまでの実績を踏まえて数者を選定し、10月頃に委託したいとしている。当初予算には委託費300万円を計上している。
同施設は、昭和47年度に整備され斎場と火葬棟で構成。斎場には、大式場(300席)・小式場(100席)が、また、火葬炉は10基備えられている。老朽化が進んでいることから過年度より現在地での改築構想が浮上。概算事業費として、約30億円を試算している。
これまでに、内部調査として人口規模が同等の全国にある施設の炉数や燃料等のデータ収集を行ってきており、基本構想はこれらのデータや周囲にある民間施設等の状況、将来の人口推移予測などを踏まえて施設整備のアウトラインをまとめる。
この事業は、合併後の新市建設計画の前期期間に位置づけ、現有施設での業務を運営しながら工事を進め、21年度内の供用開始を目指している。
17年度は、上半期にPFIなどを含めてより合理的、効率的な整備手法について検討し、その後、基本設計に着手するスケジュールだ。