記事

事業者
埼玉県さいたま市

UFJ信託銀行・パルコ、イオンに/浦和駅東口再開発特建者

2004/09/09 埼玉建設新聞

 さいたま市都市局は、特定建築者制度(特建者)で事業を実施する、JR浦和駅東口駅前地区第2種市街地再開発事業に、パルコをキーテナントとするUFJ信託銀行と、イオンが参加表明書を提出、このほど行われた選定委員会で両者とも審査をパスした。17日の説明会後、10月28日までに提出された事業提案書を審査し、11月には1者を特定、県知事の承認を経て年明け着工、19年度末の完成を目指す。

 事業提案書では、特定建築物の用途、柱、廊下、昇降機の位置などを記した各階平面図および、断面、平面図、敷地内の給排水施設、電気、ガス施設の位置から駐車施設、修景、通路などを明記。

 このほか、設計、工事の予定時期と、両業務におけるコストダウンの提案などをまとめ、設計費、建築費、監理費などの内訳を示した資金計画を提出する。

 特建者が11月中に決定すれば、補助金申請や、県知事承認の申請などを経て、着工の運びとなるが、現段階での床利用計画と大幅な変更がある場合は、設計業務に時間を要することになり、17年度に入っての着工もありえるという。

 再開発事業区域は、浦和区東高砂町地内の2・8ha。特建者が手掛けるビルの規模は、地下4階地上10階建て、建築面積1万1222㎡、高さ61・8m、延べ床面積約10万7697万㎡の商業ビルを整備。

 専用面積は図書館などを含む公共施設が1万3713・54㎡、スポーツ、シネマに1万625・9㎡、施設最大の商業床は4万2623・47㎡、権利床240・9㎡、駐車場2万1977・57㎡、駐輪場は1355・65㎡。

 再開発ビルに併せて、6000㎡の東口駅前広場、隣接する2300㎡の市民広場ほか、市民広場地下に設置する310台の駐車場と周辺都市計画道路は、市から17年度以降、別途発注される。



紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら