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新たなスポーツ施設検討/千葉公園内への施設集約で調査/千葉市

2014/04/15 日刊建設タイムズ


 千葉市は本年度、千葉公園新体育施設の整備に関する基礎調査を進める。同公園内にあるスポーツ施設及び武道館などの老朽化、耐震化への対応として、同公園内への施設集約を含めた新たなスポーツ施設建設について検討する。現在、プロポーザル方式も含めて委託方法を詰めており、5月もしくは6月ごろにも調査に着手する予定でいる。

 千葉公園(中央区弁天)は、1946年6月の戦災復興都市計画に基づき、同市初の総合公園として整備することが決定された。約16haの公園内には、綿打池(貸しボート)やお花見広場、遊具広場・運動広場、四季の花壇・ふれあい広場、荒木山、好日亭、それに大賀ハスのある蓮池・蓮華亭、好日亭などとともに体育館、野球場、屋外プール等のスポーツ施設が整備されている。

 今回の基礎調査では、千葉公園内スポーツ施設のうち体育館、水泳プールと、公園外にある武道館(中央区末広2-11-1)等を対象として、同公園内への施設集約を含めた新たなスポーツ施設の整備について検討。その結果を踏まえて、第2次実施計画に事業を位置づける考え。

 千葉公園体育館は、1972年に建築されたもので、敷地6909㎡にS造2階建て、延べ3755・52㎡。アリーナ部分は38m×31mで、バスケットボール2面、バレーボール2面、バドミントン8面、卓球24台、そのほか体操競技や剣道などにも対応。観客収容人数はスタンド1000人、フロア椅子2000人、立ち見1700人。

 千葉公園水泳プールは、1960年に建築されたもので、敷地8666㎡に水連公認の50mプール(50m×20m、9コース、深さ1・3m~1・6m)、子供プール(長さ20m、幅7m~19m、深さ0・9m~1・0m)、徒渉プール(面積275㎡、変形、深さ0・4m~0・45m、すべり台1基)、それにRC造2階建て、延べ705・06㎡の事務所棟を備えている。

 千葉公園体育館は、耐用年数34年に対して41年が経過。千葉公園水泳プール(事務所棟)は、耐用年数50年に対して54年が経過。老朽化が進んでいる。

 また、同公園外にある武道館(中央区末広2-11-1)は、県から無償で借り受けている建物に柔・剣道場、弓道場などを備えている。土地の面積は2277・34㎡(市有地)。開設されたのは1964年で、建物規模はRC造2階建て、建築面積756・62㎡、延べ1391・60㎡。こちらも老朽化が進んでいる。


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