鹿嶋市こども福祉課は、(仮称)平井認定こども園建設工事の一般競争入札を近く公告する。建物の規模はW造平屋建て延べ床面積1391・10㎡(建築面積1674・43㎡)。電気工事と機械設備工事は分離する見通しで、来年3月上旬の完成を目指していく。オープンは2015年4月を予定。当初予算には事業費5億5894万6000円を盛り込んだ。
(仮称)平井認定こども園建設事業は、平井幼稚園(定員140人)と平井保育園(定員60人)を一元化し、認定こども園を整備するもの。小学校就学前の子どもを対象に、保育および教育、子育て支援の総合的な提供を行う。
建設場所は平井東部区画整理地内(17街区2、3、4号)。県道鹿島港線平井交差点の西部に位置し、敷地面積は6216・864㎡。
建物は木をふんだんに使ったつくりとし、屋根透光部から自然の光を採り入れる。オープンスペースを十分に確保し、雨天時も室内活動ができるようにする。0~2歳児と3~5歳児の建物は渡り廊下で接続し、シンボルツリーを設置する計画。
施設の主な概要は、10~30人用の保育室が合計9室、遊戯室、子育て支援および一時預り保育室、ホール、職員室、職員休憩室、トイレ、沐浴室、調理室など。
テラスには庇を設け、園庭は芝生張りとする予定。保護者用の駐車場は40台分を整備する。
同課によると、近く建設工事の一般競争入札を公告する見通しで、本体と電気、機械を分離して発注するもよう。外構工事(駐車場、園庭、テラスなど)については、当初予算で事業費を確保していないため、時期を見て補正で対応したい考えだという。
工期は来年3月上旬ごろまでとし、その後引っ越しなどを行い、翌4月から供用を開始するスケジュールとなっている。
当初予算に計上した事業費の主な内訳は、監理委託費759万1000円、施設整備工事費4億5014万円、用地取得費8334万円など。
設計はアトリエ10一級建築士事務所(鹿嶋市木滝)がまとめた。
なお、平井幼稚園と平井保育園の跡地利用は、現時点では未定。平井保育園については築後40年以上が経過しており、継続して使用していくには耐震化などが必要のようだ。
【図=(仮)平井認定子ども園パース】