県建設業協会須坂支部は8日、須坂園芸高校で現場実習を行った。支部からは、県土木施工管理技士会須坂支部(市川勇人支部長)員らが、造園科の3年生40人に電子平板とGNSS測量の座額と丁張り実習を実施。市川支部長は「建設業界の魅力を若い人たちに知っていただくきっかけになれば」と高校生たちを温かい眼差しで見守った。
電子平板測量の講義は西山求男氏(プラスワン代表)が講師を担当。平板測量の説明から光波測距儀による実演を行ったほか、相手が見えなくても測量が可能となったGNSS測量の特徴など、現在の測量技術について説明。「仕事はパソコンを中心に機械を使っての作業がメーン。電子基準点にもぜひ行ってほしい」と呼びかけた。
その後の屋外実習で生徒は4班に分かれ、道路築造における盛土を行う設定で、レベル測量、センターから幅杭、丁張りを実践した。生徒は、自らレベル(水準器)を覗きこみ高さを確認し、精度の確かさに驚きの声を上げていた。