さいたま市都市局が組合施行での事業化を目指している蓮沼五反田地区土地区画整理事業は現在、地元発起人会との協議が進められており、事業に対する賛同が得られれば、当初予算で確保している事業計画作成業務を委託したい意向だ。事業認可取得は、暫定調整区域となっている対象地区を市街化区域に戻す作業と同時に行われるが、取得時期は早くても18年度となるもよう。
区画整理事業計画地は、見沼区蓮沼地内。西が青葉団地境、東は蓮沼下土地区画整理事業境の蓮沼大和田線、北は大宮岩槻線、南は大字新田境をアウトラインとする約17ha。
地区内地権者は約270人。
区域内の公共施設は、現在進められている事業化検討で明らかとなる。街区公園、調整池は設置するものの、都市計画道路は設定せず、区域東側の蓮沼中央通線と同西側の大和田三並大通線をつなぐ9m道路を区画街路として整備する方針。
事業は、暫定調整地区を解除しないと事業認可が受けられない。地元からは市街化調整区域への編入を希望しており、地元合意形成が図られた時点で各種手続きに入る。
発起人会は、今月も予定されており、ここで、おおかたの同意が得られれば、事業計画策定作業に着手。市からの補助金と、保留地売却費を事業費に充ててスタートさせたい意向だ。
事業推進にあたって、資金計画を含む事業化検討、権利調査、現況測量と地区境測量業務などを昭和(さいたま市、電話048-831-4828)が行っている。