あきる野市は交流のかけはし整備事業について、秋川橋河川公園の工事に今年度から取り組む。秋に着工、十三年度まで進める計画。工事発注は、九月以降をめどに調整する。
工期分けや発注形態などは、一部残る取付道路(六〇m)の検討作業と合わせて、今後詰めていく方針。基本的に発注は、議会案件とならない。当初予算では、上部工製作橋台工事費七、七七六万円を計上。六月補正予算では、さらに架設工事費など一億六、〇〇〇万円(十一~十三年度の債務負担行為)を追加した。
秋川橋河川公園は留原地内、都道三二号線秋川橋の上流側河川敷。事業は、公園とJR武蔵五日市駅周辺を隔てる秋川に人道橋を設けるもの。橋梁延長は八二m、幅員三・二m。二tの緊急車両まで対応。土質系タイル橋面舗装、アルミ製高欄、ガーデンライトの設置など。整備検討調査及び設計は、セントラルコンサルタント(大田区03-3383-4997)。
事業スケジュールは、今年度から橋台けた製作に入り、十二年度までに架設工事を進める。十三年度は、上部仕上げ工事と取付道路の整備となる。
新設橋は、散策路の一環として観光面での利用が期待されるほか、河川両岸に住む住民の通勤通学路も確保できる-としている。駅や駅前商店街へのアクセスも容易になることから、周辺地域の活性化にも役立つものと市では考えている。