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国交省、NETIS活用率40%越える

2014/06/24 本社配信

 国土交通省は23日、NETIS(公共工事などにおける新技術活用システム)の2013年度活用状況を公表した。直轄の総工事件数1万4194件に対する活用率は過去最大の41・4%だった。活用件数(延べ)は1万7761技術。1工事当たり1・25の新技術が活用されている計算になる。

 近年の活用率は▽09年度=33・0%▽10年度=34・4%▽11年度=34・1%▽12年度=39・0%――と推移。活用延べ新技術数も09年度から5年連続で1万件を突破している。

 傾向としては発注者指定型が減り(13年度=8・3%)、施工者希望型が増加している(13年度=91・2%)。技術調査課では、総合評価方式、工事成績評定点での加点運用が主要因とみている。

 NETISの登録技術数は13年度末時点で約4800件。このうち幅広い活用や飛躍的な改善効果が期待できる画期的なものについて「推奨技術」「準推奨技術」と認定している。

 13年度の活用延べ1万7761件のうち、最も活用件数が多かったのは、ユニット型仮設昇降階段の「ラク2タラップ」だった。2~10位の技術名は次のとおり。

 ▽2位=カプセルプリズム型高輝度路上工事用表示板(工事看板)▽3位=ジョインテックスCT-400▽4位=3次元設計データを用いた計測および誘導システム▽5位=法面2号ユニバーサルユニット自在階段▽6位=軽トラック積載対応型屋外可般式トイレユニット▽7位=リンクプレート▽8位=オイルフェンス一体型発電機▽9位=キャスポル▽10位=「Orpheus」オルフェウス

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