五霞町の6月補正予算案がこのほど、原案どおりに可決された。一般会計に3億5310万7000円を追加しており、当初からの総額は43億6310万7000円となった。建設関連では、農林水産業費の農業生産基盤整備事業で、JA茨城むつみの「五霞カントリーエレベーター」(山王山926)の改築に対する補助金として、合計3億3703万円を計上している。
五霞カントリーエレベーターは、米の乾燥・調製・貯蔵施設として1974年に稼動開始。老朽化が著しいため、敷地内に「ライスセンター」として改築する計画。
ライスセンターは、もみの荷受から乾燥、もみすり、選別、出荷までを行う施設で、現カントリーエレベーターにあるサイロのような貯蔵施設は整備しない。
現在、JA茨城むつみの五霞支店が県と協議中で、近く具体的な方針がまとまるもよう。
補助金の内訳は次のとおり。
◆農協ライスセンター建設負担金(町分)=1億1234万3000円
◆強い農業づくり交付金(県分)=2億2468万7000円
【老朽化が著しい五霞カントリーエレベーター】