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東京都町田市

都市計画マスタープランを策定、モノレール導入空間の確保・小田急多摩線の延伸等を盛る

1999/06/30 東京建設新聞

 町田市はこのほど、町田市都市計画マスタープランを策定した。同プランは二〇一三年を目標として、都市づくりの構想や土地利用の方法をまとめたもの。交通体系や都市施設整備の方針などを掲げた分野別と、市内を八区域に分けて各地区の整備案を挙げた地域別に分かれている。市では今後、同プランを指針としてまちづくりを進めていく考え。

 公共交通の整備方針は多摩都市モノレール導入空間の確保、小田急多摩線の延伸、駅前交通広場・駐車場・駐輪場の整備、バスレーン・バスベイの設置などを計画。

 道路整備は広域幹線道路と連携した幹線道路網の形成、右折レーン設置・交差点改良、新規バスターミナル整備の検討などを進める。

 都市施設は、市街化区域全域の水洗化普及や環境保全型次世代型ごみ処理施設の整備を計画している。

 地域別では、相原・小山地域で相原駅周辺や多摩境駅周辺の生活核形成、都市計画道路網の形成を進める。小山田・小野路地域では歩行者ネットワークとなる武蔵野の路整備や小山田・小野路西部土地区画整理事業を推進する。

 鶴川地域では、副次核となる鶴川駅周辺の交通基盤整備を実施。忠生地域では町田駅方面と結ぶ都市計画道路三・三・三六号線整備を計画。

 玉川学園地域は都市計画道路三・四・三二号線や三・四・三四号線整備を行う。原町田地域は多摩の「心」、町田の「都市核」として道路基盤整備、広場など歩きやすい空間づくりを進める。

 成瀬地域では成瀬駅周辺の生活核整備、都市計画道路三・四・三四号線整備などを計画。南町田地域は駅前広場整備や横浜町田立体の整備、インターチェンジ周辺での新たな拠点づくりを進めていく。



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