県病院局はこのほど、県立精神医療センター(伊奈町小室818-2)講堂にて、「精神医療センター急性期受入病棟および児童思春期病棟新築工事」の起工式を執り行った。
冒頭あいさつに立った上田清司知事は、「待望してやまない施設がこれからできるということで、大変うれしく思っています。精神医療のあり方は、外に接触を求めながら治療していく、という方法が主流になりつつあると聞いております。難しい分野ではありますが、この取り組みが全国的に広がっていくことを期待しています」と述べた。
続いて清水寿郎県議会健康福祉委員長が、「県議会は今後も、誰もがすこやかに安心して暮らせる施設づくりを、上田知事と一緒に推進していきます」と祝辞。
施設概要説明を担当したのは、丸田俊彦同センター病院長。特徴として、個室病室主体、院内学級の設置、食堂などへの県産木材活用、太陽熱・雨水などの利用による省エネ、環境配慮などを解説した。
その後は上田知事や野川和好伊奈町長らによる桑入れを行い、設計を担当した(株)伊藤喜三郎建築研究所の伊藤一章代表取締役社長、施工者代表の三井住友建設(株)嶋津洋二代表取締役副社長があいさつ。くす玉開披、手締めを行い、閉会した。