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茨城県土木部

県土木部が勿来バイパス事業化など中央要望

2014/07/29 日本工業経済新聞(茨城版)

 県土木部は、来年度の予算編成や今後の施策展開に向けた提案と要望(中央要望)を、国土交通省や関東地方整備局、地元選出の国会議員らに説明した。通常ベースの要望は16項目(うち新規2)。首都圏中央連絡自動車道(圏央道)や東関東自動車道水戸線(東関東道)の整備促進に加え、直轄国道では国道6号(仮)勿来バイパスの新規事業化を要望。新たに、都市公園や市街地整備の予算確保などを求めた。一方、震災関連として、社会資本整備総合交付金(復興)の予算確保や液状化対策の推進などを要望している。


 この要望は、ことし6月に橋本昌県知事が国へ行った県政全般の要望を、土木部の部分のみ掘り下げたもの。

 14日に渡辺学土木部長や澤田勝都市局長らが、越智繁雄関東地方整備局長を訪れて要望したほか、地元選出の国会議員、ネクスコ東日本関東支社に要望内容を説明。続く17日には国土交通省の港湾局や道路局、関東地方整備局の港湾空港部(横浜)、ネクスコ東日本本社を訪れた。

 要望では、まず圏央道について、本年度開通予定の東北道~境古河IC間、来年度開通予定の境古河IC~つくば中央IC間が確実に達成できるよう、全区間において速やかな工事を求めた。また本年度の開通を確実に達成し、一日も早い東関道への接続を図るため、神崎IC~大栄JCT間について重点工事を求めた。

 東関東道では、(仮)鉾田~茨城空港北の用地買収や工事推進に努め来年度開通を要望。潮来IC~(仮)鉾田IC間では、用地国債などで予算を確保し集中的な用地取得、多様な整備手法を検討し一日も早い全線開通、休憩施設の設置を検討するよう求めている。

 スマートICでは、水戸北スマートICのフルインター化の事業採択に向けた実施計画書が提出され、(仮)つくばみらいスマートICの設置も検討が進むことから、さらなる整備推進を要望。

 直轄国道では、新4号国道古河小山バイパス6車線化、国道6号土浦バイパス4車線化の2016年度供用に向けた整備推進、津波浸水など大規模な災害に対し緊急輸送道路として機能確保するため、国道6号(仮)勿来バイパスの新規事業化、そのほか事業中区間の慢性的な渋滞解消へ整備推進を求めた。

 河川では、直轄河川の整備推進、那珂川下流部の早期整備として大野・勝田築堤の早期完了、利根川釈水樋管の早期着工を要望。

 港湾では、茨城港(常陸那珂港区)における中央埠頭水深12m耐震岸壁の来年度供用、東防波堤の整備推進、さらには日立港区でも第3埠頭水深12m岸壁と航路・泊地の早期整備を要望。鹿島港では南防波堤と中央防波堤の整備推進を重点要望とした。

 そのほか新規項目として、都市公園や市街地の整備に向けた社会資本整備総合交付金の予算確保を要望。公園施設の老朽化や18年開催の国体、来年から着手予定の神立駅西口地区の駅舎橋上化、五霞IC周辺の来年事業化などを視野に、必要な予算確保を求めている。


【図=直轄国道の整備】

直轄国道の整備補正017665.jpg

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