社団法人長野県建設業協会は17日、松本市のウェルサンピア松本において雇用管理研修会を開催した。今回の研修会は、雇用・能力開発機構長野センターとの共催で、主に中南信地区の会員が対象。当日、用意された60席は受講者でほぼ埋め尽くされた。(写真)
会の冒頭、主催者挨拶で協会の百瀬方康理事は、「公共投資の大幅な減少など企業経営が圧迫される厳しい中でも、労働環境改善、技術者の育成、能力開発は必要で、経営の根幹をなす。研修が意義あるものとなることを願う」と述べた。
この後、雇用管理総論や雇用契約・就業規則、安全管理・健康管理等の講義が昼食、休憩を挟み夕方まで続き、講義終了後、受講者全員に修了証書が授与された。
協会雇用改善推進委員会では、推進に向けての方針をまとめ、「雇用状態の改善を図るための時代に即した基礎的条件」や「建設技術者・技能者の育成」など9項目に及ぶ課題・目標を掲げていてる。具体的な事業計画の一環で今回の研修会も催され、次回は東北信を対象として長野での開催が予定されている。